こんにちは!
猫を愛するアクリル画家、松井京丸です。
↑「夜空を飛ぶ猫」(アクリル絵の具を使用)
発色がよく、乾きも早いアクリル絵の具。
実は、筆づかいが苦手でもできる 「アクリル絵の具・簡単アート」 がたくさんあります。

今回は、初めての人でも簡単に楽しめる8つのアクリル絵の具・アート技法を紹介します。
家で気軽に始められるものばかりなので、ぜひ試してみてくださいね。
このような方に役に立つ記事となっています。
●アクリル絵の具を簡単に始めてみたい
●久しぶりにアクリル絵の具を使ってみたい
●簡単にアートを楽しめる方法を探している
それでは、よろしくお願いします。
アクリル絵の具アートが簡単に初心者でも始められる理由
アクリル絵の具アートは、簡単に始めることが出来ます。
初心者さんでも大丈夫!
その理由を見ていきましょう。
アクリル絵の具は水で溶けるのに乾くと強い「便利な絵の具」
アクリル絵の具は水溶性ですが、乾くと耐水性になります。
だから「水彩のようにやわらかく」「油絵のように重ね塗り」もできる万能タイプ。
また、乾きが早いので、気軽に短時間で描けます。
↑水の量だけを変えて描いたものです。
水加減だけで表情を変えられるところや 匂いがないことも気に入っています!
↓アクリル絵の具と水の使い方について解説しています。
アクリル画アート 準備するものはこれだけ!
これだけあれば、アクリル絵の具アートを簡単に始めることが出来ます。
| アクリル絵の具 | 12色セット、最初は100均の基本色でもOK!(赤、青、黄、白、黒など) |
| 筆 | 平筆、丸筆があると便利。好みで細い筆も。 |
| パレット | 使い捨ての紙パレットがおススメ。牛乳パックパレットもGOOD! |
| 画用紙 | スケッチブックや100均のミニキャンバスでもOK。 |
| 水入れ | コップやプリンの空き容器なども活用できます。 |
| その他 | 雑巾、汚れ防止用にエプロンもあれば安心です。 |
今回紹介するアクリル絵の具・アートで使用した小道具たちです。
| 水スプレー | 100均で売っている化粧水のスプレーボトルに水を入れたものです。 |
| スポンジ | キッチン用のスポンジを使いました。 |
| 牛乳パック | 牛乳パックを洗って開いたものです。 |
| ピンセット | あると便利です。 |
| 綿棒 | ごくごく普通の綿棒です。 |
| 糸 | 家庭用の縫物用糸を使用しました。 |
| 重曹 | 薬局や100均で売っているものです。 |
| ペインティングナイフ | これも100均で手に入ります。ヘラやスプーンで代用できます。 |
お家にあるものや、簡単に手に入れられるものばかりです。
初めてアクリル絵の具を楽しみたい場合は、
気軽に試すことのできる100均で買いそろえるのもおススメです。
↓100均のアクリル絵の具についてはこちらにも書いています。
こだわりたくなったら、後から画材メーカーのものを購入するのでイイと思います!
アクリル絵の具が人気の理由
アクリル絵の具は簡単に始められますが、
その理由が人気の秘訣でもあるのです。
●準備も片づけもラク
●発色がキレイで長持ち
●匂いがほとんどしない
●紙・木・布・石など、描ける素材が多い
アクリル絵の具で簡単アート!8選
この章では、具体的なアクリル絵の具・簡単アートを紹介していきます。
気軽にやってみましょう!
(1)にじみアート|偶然が生む幻想的な模様
| やり方 | 紙を軽く湿らせて(水スプレーを吹きかけると簡単)絵の具を多めの水で溶いてぽたっと落とす。もしくは水の層にそっと筆をあてるようにして絵の具を落とす。隣の色とも自然に混ざり合い、幻想的な風景のような仕上がりになります。 |
| コツ | 色をたくさん入れ過ぎない方がいいです。3色までがキレイです。乾くまで触らないようにしましょう。 |
| 感想 | 青と黄色の2色が合わさる雰囲気が好きで選んだのですが、少し緑にもなって一層味わいが深まりました。水の層に広がっていく絵の具の様子が楽しかったです。 |

(2)スポンジアート|ふんわりした優しい表現に
| やり方 | スポンジに絵の具を取って、トントンと叩くように塗ります。グラデーションがかかった背景や、ふんわりした花びらや雲などのイメージです。 |
| コツ | やわらかいスポンジで優しく叩いてください。叩く強さを加減することで、表情が変わるので、いろいろ試してみましょう。2色重ねると深みが出ます。 |
| 感想 | キッチンスポンジのやわらかい方の面でやってみました。強めに抑えるようにすると、しっとりした表情に。軽めにポンポンすると、ふんわりした感じになりました。 |

(3)型紙アート|くっきりデザインが楽しい
| やり方 | 厚紙で星やハートなどを切り抜いて肩を作り、紙に置きます。上から色を重ねて型をはずすと、くっきりとした形が浮かび上がります。 |
| コツ | 型の下にマスキングテープを貼っておくとずれにくいです。 |
| 感想 | 牛乳パックを切って型紙にしてみました。型をはずすときに、一部動いてしまって、絵の具がはみ出てしまいました!ピンセットなどを使うといいのかなと思いました。 |

(4)指アート|自由に色と遊ぶ
| やり方 | 筆を使わず、指で直接絵の具をのばして描きます。絵の具の感触を感じながら、直観で描きましょう。 |
| コツ | 厚めの紙の方が描きやすいです。 |
| 感想 | 絵の具を置くようにしたり、塗るようにしたり、こするようにしたり、指の動きを少し変えるだけで様々な表現が可能になりました。これは今までやっていなかったことがとてももったいないと思いました!無限の可能性を感じました。 |

(5)スプラッシュアート|動きのある表現
| やり方 | 絵の具を筆にとって、筆先をはじきます。偶然の飛び方がアートになるダイナミックな技法です。 |
| コツ | 絵の具は薄目に溶いておきます。新聞紙などを下に敷いてからやりましょう。 |
| 感想 | 最初は、思いがけない方向に飛んでいく可能性があるので、紙の周りを新聞紙などで保護しておくと安心です。上側の赤い色はかたい毛の筆で、下側の緑色は歯ブラシでやってみました。歯ブラシはよく飛ぶのですが、飛びすぎ注意です。 |

(6) ドットアート|リズムのある模様
| やり方 | 綿棒や筆先を使って、点を並べます。丸の大きさや配置で花や曼陀羅のような模様を作ることが出来ます。 |
| コツ | 色は3食以内にまとめると上品な印象になります。 |
| 感想 | 綿棒のみを使ってやってみました。ポンポンおいていくのは、楽しい作業でした。 |

(7)ストリングアート|糸が描く偶然の花
| やり方 | 糸に絵の具をつけて紙にのて、引っ張ってみると模様が生まれます。羽のような花のような流れるような美しい形が出来ます。 |
| コツ | 絵の具は少し薄目に溶いておきます。 |
| 感想 | 最初は、糸に絵の具をつける段階で戸惑いました。結局、糸を完全に絵の具の中に漬けました。ごく一般的な家庭用の縫物用糸を使用しました。 |

(8)テクスチャーアート|立体的な表現を楽しむ
| やり方 | アクリル絵の具に重曹やジェルメディウムを混ぜて、盛り上げて描きます。乾くと、ザラザラ、ツルツルなど、面白い質感がでます。 |
| コツ | ペインティングナイフやスプーン、ヘラなどを使いましょう。 |
| 感想 | 私は、重曹を混ぜてみました。初めての試みです。絵の具と重曹は1対1くらいで混ぜました。ザラザラした質感がクセになりそうです。ペインティングナイフで乗せていくと、デコボコ感を簡単に出せました。 |
めちゃおもろいです
失敗しにくいアクリル絵の具アートのコツと続け方
楽しく続けていきたい「簡単アクリル絵の具アート」
ちょっとしたポイントを押さえて、より楽しく続けていきましょう。
水の量は「少しずつ」が基本
アクリル絵の具は、水を多く入れすぎると扱いにくくなります。
最初は「水少なめ・絵の具多め」でOK。
少しづつ、いろいろな配合を試していきましょう。
慣れたらグラデーションにも挑戦!

重ね塗りは乾いてから
アクリル絵の具は乾くとツヤが出て、上に塗る色がきれいに重なります。
乾く前に重ねてしまうと、下の色がにごることもあるので注意です。
とは言っても、アクリル絵の具は乾くのが速いので、すぐに次の作業に進めます。
もっと早く乾かしたい場合は、ヘアードライヤーで乾かしてみてください。

小さな作品から始めよう
いきなり大作に挑戦せず、まずはコースターやポストカードなど、
小さなものに描くのがおすすめです。
100均に売っているミニキャンバスもおススメです。
完成したら写真を撮って SNSにアップするのも楽しいですよ。
↓100均一のキャンバスとイーゼルです!

まとめ:アクリル絵の具で、自由な発想を楽しもう
アクリル絵の具は、「難しそう」を「できた!」に変えてくれるやさしい絵の具。
スポンジ、綿棒、糸、型紙など、身近な道具でできるアートはどれも簡単で楽しいです。
自分のペースで絵を描く時間は、心を落ち着かせてくれるひととき にもなります。
今日から、あなたの暮らしの中に「ちょっとしたアート」を取り入れてみませんか?
アクリル絵の具の魅力は、失敗しても味になること。
にじみ、飛ばし、指塗り、ぼかし——どの技法も 「偶然の美しさ」 が生まれます。

きっと、自分だけの「お気に入りアート」が見つかります!
そして、 楽しい絵描きライフ をスタートさせましょう!
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