こんにちは!
猫を愛するアクリル画家、松井京丸です。
↑「夜空を飛ぶ猫」(アクリル絵の具使用)
アクリル絵の具を始めたいけど、初心者セットを買うべきか迷っている
そんな人、きっと多いですよね!
私も最初はそうでした。

今回はアクリル絵の具・初心者セットのメリット、選び方について紹介していきます。
こんな方にピッタリの記事になっています。
●アクリル絵の具初心者セットがたくさんあってどれがいいかわからない人
●これからアクリル絵の具を始めたいと思っている人
●自分に合うアクリル絵の具の選び方を知りたい人
それではよろしくお願いします。
わたしのアクリル絵の具スタート体験談
「私はセットを使わずに始めたタイプです」
なーんて、かっこよく言ってますけど(汗)
何を買えばいいのかわからなくて、身近なところで買ってしまったというのが実情です。
結果的にはそれで良かった なと思えているので、そのお話もしようかなと思います。
いろいろ試した時間のおかげで、アクリル絵の具初心者用セットの中身を見たときに
「これは便利そう」とか「これはすぐ不要になりそう」など冷静に判断できるようになりました!
こんな風に始めました:スタートステージ
実は私はスタート時、 アクリル絵の具も画材もほとんどすべて100均で買いました。
アクリル絵の具はチューブを数色、白、黒、赤、青、黄、緑、などの基本的な色です。確か10本くらいはあったと思います。
筆は中・細・平をいろいろと取り混ぜて。
パレットは薄いプラスチックのもので(数回の使用で破棄するようなタイプのもの、扱いづらくて後に紙パレットに移行します)。
スケッチブックに描いていました。描き損じたら、躊躇せず新しい用紙に描くことが出来ました。
それでも十分楽しめたし、むしろコスパの良さから思う存分に絵の具を使うことが出来て良かったです。
合計1500円程度なので、 かなり安価で始めることが出来ました 。

↓100均セリアのアクリル絵の具についてはこちら。
わたしのアクリル絵の具:第2ステージ
100均絵の具を使い倒した私は、次のステージへと向かいます!
もっと、いろんな色を使いたくなったのです。
でも まだ高価な絵の具を使うのには、ためらいが ありました。
そこでネットでいろいろと検索した結果、下記のアクリル絵の具を購入しました。
↓初めに買ったアクリル絵の具。
決め手は、色がたくさん入っていることと、値段の安さでした!
おかげで、たくさん冒険して存分に絵を描くことが出来ました。
今、見返してみて、その安さにビックリしています。
でも、 発色もキレイだし、割となめらかでしたし、描きやすかった と思います。
■Shuttle Art アクリル絵の具30色セット
↓そして、その当時、この絵の具で描いた絵がこちらです。
カラフルな絵の具が嬉しくて、やたらカラフルにしています。

もっとこだわりたくなってきた:第3ステージ
次にアクリル絵の具を選ぶ指標になったのは、
気になる画家さんを見つけたことがきっかけでした!
その方の作風がとても気に入り まして、その方がどんなアクリル絵の具を使っているのか?
さらには、どんな筆で?どんなパレットで?どんな水入れで?
と、興味が湧いたのです。
幸運なことに、その画家さんの使用している画材を知る機会に恵まれました。
そして導入したアクリル絵の具、筆がこちらになります。
↑私が現在使用しているアクリル絵の具と画材です。
こんな風に、自分の目指したい画風や、描いていきたいスタイルで選ぶのもいいと思います。
↓アクリル絵の具(リキテックスプライム)
↓筆(インターロン)
↓筆(キャムロンプロ)
アクリル絵の具・初心者セットってどんなもの?
さて、私のアクリル絵の具ストーリーをご紹介させていただきました。
ここからは、 セットの内容などを掘り下げて いきたいと思います。
結論から言うと初心者用アクリル絵の具セットはとても便利な物だと思っています。
基本的なセット内容
ひとくちにアクリル絵の具初心者用セットといっても 内容に違い があります。
購入するときは、中身をしっかりチェックしましょう。
| シンプル | 絵の具のみの12色セット、絵の具+筆などの必要最低限のセット。 |
| ベーシック | 絵の具+筆+パレット+画用紙など、おおよそ揃っているセット。 |
| オールインワン | 基本的な道具はもちろん、ペインティングナイフやイーゼル、エプロンに至るまでがセットのものもあります。 |
初心者セットを買うメリット
厳選されて作られているアクリル絵の具初心者用セットはメリットがたくさんあります。
| 迷わずに済む | そのセットだけを買えばよいので迷わずすぐに絵画制作を始めることができます。 |
| 色の組み合わせの失敗が少ない | 初心者がよく使う基本的な色(三原色+白+黒など)がバランス良く選ばれています。 |
| 初期費用を抑えられる | セット販売は単色で購入するよりもグラムあたりの価格が安価に設定されていることが多く、経済的です。 |
| 必要な周辺道具が含まれる場合がある | 筆やパレット、メディウムといった周辺道具が最初から同梱されているセットもあり、すぐに描き始められます。 |

初心者セットを買う時の注意点
便利に思えるセット商品の思わぬ落とし穴も確認しておきましょう。
| 使わない色が出て来る可能性 | 使用する色の好みが決まっていると、使用せずにそのままの絵の具が存在してしまう可能性がある。 |
| 使わない色や使わない物品がセットだった場合、トータルでコスパが悪くなる可能性 | セットは安価に設定されているが、使用しなければ結局割高感が出てしまう。 |
| 特に必要でないと思うものもセットになっている可能性 | 一見お得な付属品ですが、使用しなければ不要な品です。 |

バラ買い派の正直な話
今では「バラ買い派」な私ですが…
「100均アクリル絵の具→色数優先のセット絵の具→バラ買い」
という道をたどってきました。
正直、最初から単品で買うのは、迷いもあって時間もかかると思います。
ゆえに、アクリル絵の具・初心者用セットは超おススメです!
油絵の具の時はセットにしました
ちなみに油絵の具を始めるときは、迷わずセットを購入しました。
当時、100均に油絵の具が売っていなかった、と言うこともありますが、
油絵の具は、絵の具以外にもいろいろな用途のオイルが必要なので、もうどれがいいかわからなくて、全部入っているセットを選びました。
単なる私の印象ですが、油絵の具は難しすぎて、最初から単品で買おうなんて思わないです!
その点、アクリル絵の具は、油絵の具ほどの物品が必要ではありません。
「絵の具、筆、パレット、水入れ(と水)、画用紙」があれば描けるので、
むしろ、 その自由度ゆえに迷ってしまうのかも しれません。
失敗談も
あと、 筆選びで失敗 をしました。
絵の具ほどにはこだわらなかったので、100均で買ったり、文房具店で買ったりしていたのですが、
今思えば穂先がすぐに開いてきたり、毛が抜けていました。
セットなら平均的な筆が入っているので、そんなに失敗はしないので安心だと思います。
結果的に思っていること
安価な絵の具で始めて、存分に絵の具を使って、描いて試して。
だんだんと自分の描いていきたい方向が見えてきたくらいから、単品の絵の具を揃えていきました。
この経過は、 自分の成長過程にとても合っていた と思うので、良かったと思っています。
でももし今、最初の地点に戻ったとしたら……
「アクリル絵の具・初心者セットを買う!!」と思います。
アクリル絵の具・初心者セットの選び方アドバイス
手軽に始めたいならセットが便利でOK!というお話をしてきました。
慣れてきたら、後から追加してバラで買うのが、効率的です。
では、 どんなふうにしてセットを選べばいいのか 見ていきましょう!
アクリル画を始めるのに必要な道具
まずは、アクリル画を始めるのに
「最低限そろえておくべきもの」を確認しておきましょう。
- 絵の具:12色セット(または三原色+白+黒)
- 筆:中・細・平の3本
- パレット:プラスチック or 使い捨て紙パレット
- 紙:スケッチブック or キャンバスボード
- 水入れ:使っていないコップなどで可
- 雑巾:使い古しのタオルで可
この中で、水入れや雑巾は、おうちにあるもので代用できると思います。
パレットは紙パレットや、牛乳パックを洗って開いたもので代用できます(むしろおススメです)。
ですので、「絵の具、筆、紙」の入ったセットがいいかなと思います。
紙は、スケッチブックやキャンバスボード(100均にも簡単な物があり)を使用するなら
「絵の具+筆」のセットがあれば大丈夫ということになります。

↓初心者さん向けのアクリル絵の具の使い方はこちらです。
アクリル絵の具のメーカーを知って選ぶ
有名なブランドを選ぶことは、 品質と信頼性を担保する 上で重要です。
特にアクリル絵の具の世界では、「リキテックス」や「ターレンス」が代表的なブランドです。
| ミーカー名 | 特徴 |
| リキッテクス | 発色が良く、透明度もあり、色の種類も豊富で扱いやすい商品です。 |
| ターレンス | リーズナブルでありながら、品質も良いのが特徴です。 |
| ホルベイン | 鮮やかな発色と、高い堅牢性が魅力となっています。 |
リキッテクス
私が現在使っている リキテックスの「初心者セット」 がこちらになります。
発色と透明感、使いやすさ では最強の絵の具じゃないかなと思います。こちらはアクリル絵の具12色と筆3本、パレット、収納ケースがセットになっているので
筆選びに悩むこともありません。
このセットは、これから始める方に一押しのおススメ!
これさえあれば、あとは画用紙を用意すれば絵を描き始めることが出来ます。
■「アクリル絵の具リキテックス スターターセット レギュラータイプ」
↓アクリル絵の具のリキテックスについて詳しく解説した記事はこちらです。
ターレンス アムステルダム
私は頻回に使用する白と黒で、アムステルダムのアクリル絵の具を取り入れています。
リーズナブルでありながら品質も良い ので、たくさん使う絵の具はアムステルダムにしています。このメーカーでもセット販売があります。
こちらはアクリル絵の具のみのセットになります。
■「ターレンス アクリル絵具 アムステルダムアクリリックカラー 12色セット」
ホルベイン
発色の美しさと堅牢性が話題のアクリル絵の具です。
学校などで取り入れているところも多いようです。
こちらもアクリル絵の具のみのセットになります。
■「ホルベイン アクリリック カラー[ヘビーボディ]スクール18色セット」
セットの特徴をおさえて選ぶ
| 種類 | 価格帯 | 特徴 |
| コスパ重視 | 数千円台 | 趣味や工作、簡単な塗り絵などにおすすめ。顔料濃度は低めで、色を混ぜると濁りやすい傾向があります。
絶対的にコスパ重視、すぐに始めたい、すぐ試したいという場合は100均で始めるのもひとつの手です。(私はそれで始めました) 販売目的の作品に使用するのには向いていません。 |
| 本格志向 | 5,000円〜1万円程度 | いわゆる「アクリル絵の具セット」の主流。顔料濃度が高く、発色が鮮やかで、プロレベルの作品制作にも耐えられます。 |
| オールインワン | 数千円~ | 筆やパレットまで完璧に揃うオールインワンセット。 |
圧巻のオールインワンセット を見つけました。
私も使用したことのあるShuttle Art アクリル絵の具のセット。
使ったことがないものをお勧めすることはできないな~と思っていたら
めっちゃ使ったことある絵の具でした!
必要以上の物がセットになっているのにリーズナブルな価格で、 初めての方にはピッタリ です。
■「Shuttle Art アクリル絵の具 48点セット」(アクリル絵の具30色、ペイントブラシ10本、ペインティングナイフ5本、パレット、スポンジ、水入れ、イーゼル、エプロン、キャンバス付き)

まとめ:大事なのは「始める勇気」
アクリル絵の具セットを使わずにバラ買いでスタートした私の体験談をお伝えしてきました。
セットの魅力、メリット、デメリット、セットの選び方指標についても見てきました。
「初心者セットは便利!」
「すぐに絵を描き始めることが出来る!」
コスパ重視でいくのか、本格志向でいくのか、
またはオールインワンで道具を一発揃えしてしまうのか。
どこに重心を置くかで、どんなセットを選べばいいのか見えてくると思います。
それから、なによりも アクリル画を楽しむ ことが一番じゃないかなと思います!

私も道具を少しずつ集めながら、いろいろな絵の具にトライして描いてきました。
あなたも、自分らしいスタートを切ってくださいね!
描きたい気持ちに正直に、 楽しい絵描きライフ を送りましょう!
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