こんにちは!
猫を愛するアクリル画家、松井京丸です。
↑『夜空を飛ぶ猫』
アクリル絵の具を使う時に欠かせない道具の一つであるパレット。
いつも使うものだから、 便利な物、使いやすい物を追求したい ですね!
アクリル絵の具は「乾く前にどう扱うか」がポイントです。
その点を押さえれば、専用パレットがなくても、身近なもので十分に代用できます。

今回は、実際にプロ画家や趣味の絵描きさんが使っている
リアルなアクリル絵の具パレットの代用品おすすめアイデアを紹介します。
このような方に役に立つ記事になっています。
それでは、よろしくお願いします。
アクリル絵の具で使えるパレット代用品とは?
アクリル絵の具で使用するパレットの代用品として使える身近なアイテムを紹介していきます。
牛乳パックは強い味方
牛乳パックを洗って乾かして、ハサミで切って開いたら使えます。
色が白いので、混色しても色味が見やすくて便利です。
使用後はそのまま捨てることが出来るので楽チンです。
使いやすくて、手軽なので、牛乳を飲む方なら断然おススメです!

■牛乳パックパレットの上でアクリル絵の具を混色中。
紙皿やアルミ皿はすぐ使える便利アイテム
100均にも売っている紙皿やのアルミ皿は、使い捨てできるので片付けが楽チンです。
使用後の絵の具を洗う手間がなく、乾いてしまっても安心なため、初心者にも人気です。
絵の具が流れてしまうことも! 短時間の作業に向いていると思います
プラスチックトレーは洗って再利用できる
スーパーの肉や惣菜トレーを洗って乾かせば、立派なパレット代わりになります。
軽くて持ち運びもしやすく、絵の具の量を調整しながら作業できます。
これも使い捨てできるというのが大きなポイントですね。

ガラス板やタイルはアクリル絵の具を溶きやすい
透明なガラス板(もう使用しないフォトフレームのガラスなど)や、
余ったタイルはツルツルしているので絵の具が混ぜやすいです。
ガラス板は、下に白い紙を敷くと発色が見やすくなります。
パレット上のアクリル絵の具の乾きを防ぐ工夫
パレット上のアクリル絵の具の乾燥を防ぐことによって、
作業もしやすくなりますし、後片付けもラクになります。
水スプレーで湿度を保つ
アクリル絵の具は数分で乾くため、水スプレーで軽く水をかけるのがおすすめです。
こまめに吹きかければ、パレット上で長時間作業できます。
■↓100均の化粧水スプレーに水を入れたもの。とても便利でおススメです!
ウェットパレットを自作する
専用の「ウェットパレット」を買わなくても、簡単に自作できちゃいます。
タッパー+クッキングペーパー+キッチンペーパーで作ることが出来ます。
ウェットパレット<作り方>
- (1)タッパーに水を含ませたキッチンペーパーを敷く。
- (2)その上にクッキングシートを重ねる。
- (3)絵の具を乗せれば長時間しっとり保持。
- (注意)クッキングシートがない場合はコピー用紙でも可能。ただしその場合は短時間の利用になってしまいます。
■自作のウェットパレットがこちら!

■丸一日経過した状態がこちらです。水スプレーはせずにタッパーのフタだけ閉めました。
■アクリル絵の具がまったく乾いていません!まるで出したてのようです。
■こちらは3日間たった状態です。まだ全く乾いていません!
■↓こちらは7日間経過したウェットパレット。まだ全然乾いていなくて驚きです。水スプレーもしていなくて、ラップもしていないのにです。シートの下の湿らせたペーパータオルもまだ濡れている状態でした。
パレット上のアクリル絵の具を次回も使いたい時
使いかけのパレットに水スプレーをしてから、ラップで密閉します。
それをさらに、100均にも売っている書類ケースに収納します。
■↓牛乳パックパレットを書類ケースに収めたところ。
様子を見ながら保管してください。
数日間は使えます。
放置しすぎて、うっかり乾いてしまうということもあるので注意 です。
代用パレットと合わせて使いたいおすすめアイテム
一緒に使うと便利なおすすめアイテムを紹介していきます。
100均で買える便利グッズ
サイズもいろいろありました。 たこ焼き風の小皿
スプレーボトル
前出の水スプレーに最適。
保存用タッパー
ウェットパレット用タッパーに使える。
お弁当用小分けにできるトレイ
小さいスペースがたくさんあって、絵の具を分けて出したい時に便利です。
キッチン用スポンジ
自作ウェットパレットに使えば保湿力がグンとアップ。

保冷剤
長時間の作業をしていてアクリル絵の具が乾いてしまうときに、
保冷剤をパレットの下に敷いておくと、温度が下がって乾きにくくなるんです。
特に夏場には効果的ですが、冷え過ぎに注意してくださいね。
パレットの掃除をラクにするグッズ
もしもの時用にアクリル絵の具専用クリーナーを用意しておくのも良いかもしれません。
こうしたアイテムを使えば、洗う手間がぐっと減ります。
●リキテックスプライム「バーニッシュリムーバー」
●ターナー「アクリルエコリムーバー」
プロ愛用のウェットパレット
MastersonやThe Army Painterウェットパレットは、とても人気があります。
湿度を一定に保つため、長時間の制作にも安心です。
少し値段は張りますが、レビューはかなり良いです。
絵の具の乾燥が遅延するという声や、1週間保てたという声もありました。
●Mastersonアート・ウェットパレット
●The Army Painterウェットパレット
アクリル絵の具のパレット代用について【Q and A】
ここからは、アクリル絵の具の代用パレットについての質問にお答えしていきます。

Q1. アクリル絵の具って紙皿でも本当に大丈夫?
「はい、大丈夫です!」
紙皿は軽くて使い捨てできるので、後片付けが簡単です。
ただし、長時間の作業では紙が水分を吸って反りやすいため、
短時間の制作や試し描きにおすすめ です。
Q2. 牛乳パックやお菓子トレーでも使える?
「もちろん使えます!」
牛乳パック を開いて内側のツルツルした面を使えば、絵の具が染み込みません。
色も白いので、アクリル絵の具の発色を確かめるのにも向いています。牛乳パックはかなりのおススメです!
お菓子や肉のプラトレーも、再利用パレットとして人気です。

Q3. 代用品だと絵の具がすぐ乾いて困る!どうしたらいい?
「水スプレーで湿度を保ちましょう!」
定期的に霧を吹きかけると、乾燥を防げます。
さらに、「ウェットパレットの自作」が効果的です。
タッパーにキッチンペーパーとクッキングペーパーを敷けば、
長時間しっとり状態をキープできます。
Q4. 一度出した絵の具は次の日も使える?
「条件次第で使えます!」
絵の具に水スプレーをしてからラップで覆い、書類ケースなどに収納します。
数日程度なら再利用可能です。
ただし、絵の具の種類(メーカーやメディウム使用の有無)で変わるため、こまめに確認を。

Q5. 最初からウェットパレットを買ったほうがいい?
「最初は代用品で十分です!」
アクリル絵の具の扱いに慣れるまでは、紙皿・タッパーなどで試すと経済的 です。
ウェットパレットは手作りすることもできます。
いろいろと使っているうちに自分好みのものが出て来ると思います。
それで使ってみたくなったら「Masterson」などの専用ウェットパレットの導入を検討してもいいかと思います。
Q6. 代用パレットの上で絵の具を混ぜても、発色は変わらない?
「代用パレットの種類・色で少し印象が変わります」
白い牛乳パックパレットや白い紙皿や白いトレーだと発色が正確に見えます が、
透明なガラスや色つきの皿だとやや暗く感じることもあります。

Q7. 絵の具がこびりついたときの掃除は?
「とにかく乾燥しないように予防が大切です!」
アクリル絵の具は、乾燥して固まってしまうと、基本的に取れなくなってしまいます。
完全に固まっていなくても、掃除がとても大変になります。
なので、 使用後はすみやかに洗う ようにしましょう。
途中で、水スプレーをして潤いを保つことも必要です。
どうしてもの時は、前出の アクリル絵の具クリーナー を使ってみてください。
でも、そんな苦労をせずに済む、使い捨てのパレットがおススメです。
■↓パレットについたアクリル絵の具の落とし方についての記事はこちらです。
まとめ:代用パレットでアクリル絵の具をもっと自由に
アクリル絵の具は、ちょっとした工夫でどんな容器でもパレットになります。
牛乳パック・紙皿・トレー・ガラス板などを使い分けながら、
自分に合った道具を見つけていく ことが大切です。
代用パレットから始めて、描く楽しさを感じたら、
徐々に専用ウェットパレットへステップアップしていくのもいいかもしれません。
いろいろな代用パレットを使ってみて ちょっとした工夫って大切だなと感じました!
快適にアクリル絵の具を使えるように
いろいろな代用パレットを試して、 楽しい絵描きライフ を送りましょう!
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今は使い捨て出来るものを愛用しています!