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こんにちは!
猫を愛するアクリル画家、松井京丸です。
↑『夜空を飛ぶ猫』
「アクリル絵の具を使い始めたけれど、どうも塗りがムラになってしまう…」
「均一に塗りたいけれど、どうすればいいのかよく分からない…」
そんなお悩みはないでしょうか?
アクリル絵の具は、その速乾性と耐水性から非常に便利な画材ですが、
塗り方のコツを知らないと、すぐにムラになったり、絵の具が固まってしまったりします。

この記事を読めば、あなたはアクリル絵の具の特性を活かしきって、
表現の幅を格段に広げることができます。
それでは、よろしくお願いします。
アクリル絵の具を始める前に知るべき基礎知識
- 「水彩絵の具」「油絵の具」との決定的な違い
- 2つの種類(ガッシュ/カラー)の使い分け
- 初心者におすすめの画材・道具選び
アクリル絵の具は、水彩のような手軽さと油絵のような表現力を併せ持つ画材です。
しかし、その強力な特性を理解していないと、意図しない失敗につながります。
「水彩絵の具」「油絵の具」との決定的な違い
アクリル絵の具の最大の特徴は、乾燥すると完全に耐水性になることです。
水彩絵の具との違い
水彩絵の具は乾燥後も水に溶けるため、重ね塗りの際に下の色が溶けてしまいますが、アクリル絵の具は完全に固着するため、何度でも色を重ねることが可能です。
油絵の具との違い
油絵の具は乾燥に非常に時間がかかりますが、アクリル絵の具は数分〜数十分で乾きます。これにより、スピーディな制作が可能ですが、パレット上でもすぐに固まるという注意点があります。
「アクリルカラー」と「アクリルガッシュ」の使い分け
どちらもアクリル絵の具の一種ですが、仕上がりの質感が異なります。
アクリルカラー
透明性(ツヤ)があり、絵の具を薄めて使うと水彩画のような表現も可能です。乾燥後も柔軟性があります。
アクリルガッシュ
不透明性(マット)が強く、下の色を完全に隠します。ムラになりにくいため、ポスターやデザイン画に向いています。

●アクリル絵の具(アクリルカラー):リキッテクスプライム
準備すべき画材と道具(筆、水、パレットの選び方)
メーカー等
特徴
おすすめ筆
耐久性の高い合成繊維の筆がおすすめです。インターロンは毛が抜けにくくしなやかなので、なめらかに描けます。キャムロンプロは穂先が揃っていて細い線も描きやすいです。
おすすめパレット
アクリル絵の具はすぐに乾燥して固まってしまうので、使い捨て出来る紙パレットがおすすめです。
おすすめ水入れ
100円とは思えないしっかりした水入れが売っていました。3つ入れるところがあって、ヘビーユースしています。空き容器は汚れたら捨てることができます。
●おすすめ筆:インターロン:絵のどの部分にも全般的に使える
●おすすめ筆:キャムロンプロ5/0:細く細かい線を描きやすい
●おすすめパレット:ホルベイン紙パレット(他にも各社から出ています)
【核心】アクリル絵の具の「塗り方」でムラをなくす5つのコツ
- ムラを防ぐ「水の黄金比」
- 均一な平塗りを実現する筆の動かし方と筆圧の調整
- ムラを「修正」するための重ね塗りテクニック
ムラのない美しい塗りは、アクリル絵の具の基本です。
この5つのコツを押さえれば、あなたの作品は見違えるようにプロの仕上がりになります。

コツ1:水の量と粘度をコントロールする「黄金比」
アクリル絵の具の塗り方で最も重要なのが、水加減です。
厚塗り(油絵風)
水はほとんど加えません。絵の具本来の濃厚な質感と立体感が出ます。
平塗り(ムラなし)の目安
絵の具:水=3:1〜4:1程度。筆の滑りが良く、水っぽさが残らない、マヨネーズより少し柔らかいくらいの粘度を目指してください。
薄塗り(水彩風)
絵の具:水=1:1、あるいはそれ以上に水を含ませます。透明感のある表現や、広い面を素早く塗りたい時に適していますが、ムラになりやすいので注意が必要です。
■↓アクリル絵の具の「厚塗り」「平塗り」「薄塗り」を試してみました。

ボクはティッシュに少しつけてみて、絵の具がにじまず、筆跡が残るか残らないかのギリギリの粘度を探しているよ!
コツ2:均一な平塗りを実現する「筆の持ち方と動かし方」
平塗りのムラは、筆跡が不均一に残ることで発生します。
筆は立てずに寝かせる
筆先を少し寝かせ、筆全体に絵の具を均等につけて、塗り面に均一に接するように動かします。
一方通行で塗る:
基本は縦か横のどちらか一方に、一定のリズムで塗り進めることで筆跡を揃えます。
塗り幅を小さく
広い面を一気に塗ろうとせず、小さな区画に分けて、区画ごとに手早く塗り終えることを意識します。

コツ3:筆圧を均等にするための「力加減のチェックリスト」
筆圧が強いと絵の具が薄くなり、筆圧が弱いと絵の具が厚くなります。これがムラの原因です。
指先でなく手首を使う
筆を鉛筆のように持つのではなく、筆の真ん中あたりを軽く持ち、手首全体の動きで筆を運びます。
「撫でる」感覚で
塗り面に優しく、絵の具をそっと置いていくような「撫でる」感覚で描きましょう。
■↓筆圧を変化させて塗ったものです。
| 筆圧 | 筆圧の程度 | 絵の具の状態 |
|---|---|---|
| 強 | 穂先すべてが折れ曲がるくらい | 最初は絵の具がたくさん着くが、途中からかすれる。 |
| 中 | 強と弱の間 | 適度な感じ |
| 弱 | ティッシュをやさしくなでる程度 | 絵の具が均等に乗らない |
コツ4:完全に乾燥させてから行う「ムラを目立たなくする重ね塗り」
アクリル絵の具の乾燥の早さを活かしたテクニックです。
最初の塗りでムラが出ても気にせず、完全に乾かしきってから、同じ色の絵の具を薄く重ねていきます。
乾燥は必須
触ってベタつきが残る状態で重ねると、下の層の絵の具が溶け出す原因になります。
薄く何回か重ねる
一度で完璧にしようとせず、薄い層を2〜3回重ねることで、筆跡を打ち消し合い、深みのある均一な面が出来上がります。
コツ5:小さな失敗を恐れず修正する「アクリル絵の具ならではの強み」
耐水性があるため、一度乾けば水で溶けないのが最大の強みです。
上から完全に塗りつぶし
失敗した部分やムラが気になる部分があっても、完全に乾いたら、上から正しい色を塗りつぶせばなかったことにできます。油絵のように修正に時間がかかることがありません。

表現の幅を広げる!応用的な「塗り方」と技法
- 透明感や立体感を出すプロの技法(グレージング/インパスト)
- メディウムの種類と活用法
- マスキングやスポンジを使った表現
基本の塗り方をマスターしたら、さらに作品のクオリティを上げる応用技法に挑戦しましょう。
水彩風の透明感、油絵風の立体感を出す具体的な手順
- 水彩風(グレージング): 絵の具に多量の水やリターダーメディウム(乾燥を遅らせるメディウム)を混ぜ、色の層を薄く何度も重ね、透明感を出す技法。下の色が透けて見えます。
- 油絵風(インパスト): ジェルメディウムやモデリングペーストを混ぜ、絵の具を厚く盛り上げて描く技法。ヘラ(ペインティングナイフ)を使うと、より立体的な質感を発現できます。
複雑なテクスチャー(質感)を生み出す「メディウム」活用法
メディウムは絵の具の性質を変える添加剤です。
- グロスメディウム: ツヤと透明度を増し、定着力を高める。
- マットメディウム: 表面をツヤのないマットな質感に変える。
- リターダー: 乾燥を遅らせ、水彩絵の具のように色をぼかす時間を与える。
■↓リターダー(乾燥を遅らせる)を混ぜて塗ったものです。
塗り心地は変わらないのに、乾くまでの時間が延長できます。

焦らず色の混色やグラデーションを作れるのが最大のメリットです。
●リターダー:ターナーU-35リターダー
マスキングテープやスポンジを使った応用技法
■↓マスキングテープで不要な部分を覆い、塗り終えてから剥がすことで、きれいで鋭い直線や図形を表現できます。
■↓また、スポンジを使って叩き込むように色を乗せれば、独特の岩肌や雲のようなテクスチャーを簡単に生み出せます。
初心者が陥りがちな失敗談とその解決策
- パレットと筆洗いで失敗しないための対策
- ムラができてしまった場合の具体的な修正手順
- 水の量と乾燥時間の関係性(検証レポート)
アクリル絵の具は扱いやすい反面、特有の落とし穴があります。
経験者の失敗談から学び、無駄な試行錯誤を減らしましょう。
失敗例1:「パレット上の絵の具」が速乾性で固まる対策
アクリル絵の具は、一度出してしまうと長く使えません。
解決策: 使う分だけパレットに出し、使わない色には霧吹きで軽く水をかけたり、濡れたペーパータオルを被せたりして乾燥を防ぎましょう。
失敗例2:「筆洗いバケツ」が汚れて絵の具が濁る問題の解決
筆洗いバケツの水が汚れたまま筆を洗うと、次に絵の具を溶く際に濁りが混ざってしまいます。
解決策: 筆洗いは「色を落とす用」と「筆を整える用」の2つのバケツエリア(水)を用意することで、常にきれいな水で色を溶くことができます。
【事例紹介】ムラあり・ムラなしの塗り比べ写真
ムラをどのように見極めるか、そしてムラができてしまった場合にどのようにリカバリーできるかを解説します。
■↓塗りムラができてしまった。
■↓上から塗りなおして修正しました!
乾かした後、水を少なめにして、上から塗りました。
アクリル絵の具は、乾燥すれば上から塗ることができるので、あわてずにいったん乾かしましょう。
焦って、乾いていない画面を何度も塗ってもなかなか思うように手直しができません。

【体験談】乾燥時間の計測と発色の検証結果
アクリル絵の具の乾燥時間は知ることで、計画的な制作が可能になります。
部屋の湿度なども関係してきます。
乾燥している時期は、アクリル絵の具が乾きやすくなっているので、
水スプレーやリターダーを活用するなどしましょう。
■↓水なしで塗ったもの。5分程度で表面が乾きました。
■↓水多め(アクリル絵の具:水=1:1)で塗ったもの。乾くまで15分程度かかりました。
よくある質問【Q & A】

Q1:どんな素材(木、布、プラスチック)にも塗れますか?
A:はい、ほぼ全ての素材に塗ることができます。
プライマー(下地材)を塗ることで、よりしっかりと塗ることが出来ます。
特に光沢のあるプラスチックやガラスは、絵の具の定着を良くするために、
塗布前に表面をアルコールなどで拭き、プライマーを塗ることが推奨されます。

Q2:描き終わった後の筆はどのように手入れすべきですか?
A:描き終えたら、ずぐに洗いましょう!
アクリル絵の具が筆の根元で乾くと、筆が固まって二度と使えなくなります。
描画中はこまめに洗ったり、水入れに浸けておきましょう。
描き終えたらすぐに石鹸水などで筆の根元まで揉み洗いし、完全に絵の具を落とすことが大切です。
■↓アクリル絵の具を使った筆の洗い方について詳しい記事はこちらです。
Q3:アクリル絵の具が服に着いたらどうしたらいい?
A:気が付いた時点ですぐに洗いましょう。
まだ乾いていない状態なら、落とせる可能性は大きい です。完全に乾燥してしまうと、落とせないことがほとんどです。
絵を描く時は、エプロンを着けたり、汚れてもOKな服を着用しましょう。
■↓アクリル絵の具が服についてしまったときの対処法と予防法はこちらです。
まとめ:アクリル絵の具の「塗り方」をマスターして制作を楽しもう
アクリル絵の具の塗り方のコツについて見てきました。
アクリル絵の具の基礎知識、おすすめの画材、
ムラなく塗る5つのコツ、応用的な技法、失敗例と対策案、
様々な角度から、アクリル絵の具の塗り方について解説しました。
アクリル絵の具の「塗り方」と「コツ」は、
そ の速乾性と耐水性という特性 を理解し、
「水の量」「筆圧」「乾燥」を適切にコントロールすることに集約されます。

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