※このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。
こんにちは!
猫を愛するアクリル画家、松井京丸です。
↑『海の小島とシーニャンズ』(アクリル絵の具)
「絵を描きたい」と思ったとき、初期費用を抑えられるならそれに越したことはありませんよね!
特に趣味や練習でアクリル画を始めたい時は、いきなりプロ用の画材は高価で手が出しにくいもの。
そこで注目されるのが、手軽に手に入るダイソーの「アクリル絵の具」と「キャンバス」です。
しかし、その安さゆえに
「品質は本当に大丈夫?」「描いた作品は長期保存できるの?」といった不安がつきまといます。
本記事では、ダイソーのアクリル絵の具とキャンバスが実際の創作活動において 「使える」 のかどうかを徹底的に検証します。

この記事を読めば、もう画材選びで迷うことはありません!
それでは、よろしくお願いします。
【知識】ダイソー画材の特徴って?
まず最初に100均ダイソーの画材について、その特徴を見ていきましょう。
ダイソー画材:価格・手軽さ
アクリル絵の具やキャンバスといった画材において、
ダイソー製品が大きな注目を集める最大の理由は、その圧倒的なコストパフォーマンスにあります。
プロ仕様の画材店でアクリル絵の具を揃え、本格的なキャンバスを購入することを考えると、
100均ダイソーでアクリル絵の具や画材を揃えると、初期投資を抑えることができます。
この手軽さは、このような方々にとって特に魅力的です。
- アクリル画初心者: まず試してみたい、画材が自分に合うかどうかわからないため、大きな出費を避けたい。
- 練習用・消耗品として: 気軽にスケッチや練習を繰り返したい、または色味のテストに使いたい。
- 雑貨・DIY用途: 本格的な絵画ではなく、インテリアや小物、DIY材料のペイントに使いたい。

ダイソー画材:品ぞろえの豊富さ
上の写真はすべてダイソーで見つけて来た画材の数々です。
もちろん、これはほんの一部。
アクリル絵の具も、他にカラーバリエーションがありましたし、
筆の種類も多すぎて目移りしたくらいです。

ダイソー画材:品質・使用可否
しかし、画材は安ければ良いというものではありません。
「安かろう悪かろう」では、せっかくの創作意欲も削がれてしまいますよね。
特にアクリル絵の具は一度乾くと修正が難しいため、
発色や定着力といった品質が重要になります。
本記事では、
「ダイソーのアクリル絵の具とキャンバスは、実際にアート制作に耐えうるのか?」に対し、詳細な検証結果と、プロの視点を取り入れた総合的な判断基準を提供します。
【基本】ダイソーで揃えるキャンバスの種類と選び方
キャンバス選びは、作品の仕上がりに大きく影響します。
ダイソーには、手軽に試せるサイズや種類が揃っています。
ダイソー・ミニキャンバスの特徴
- 小さくて飾りやすいサイズ
- 初心者が失敗しても気軽に描き直せる
- 小さなギフトやインテリアに最適
- たくさん描きたい時もどんどん使える
ダイソー・キャンバスパネルの特徴
- 厚みがあるので立体感のある作品にも挑戦できる
- DIYアートや壁掛け作品に向いている
- 表面が硬めで、アクリル絵の具の重ね塗りに強い
ダイソー・ペインティングキャンバスの特徴
- キャンバスに名画の下絵が描かれている
- 塗り絵感覚で気軽にアートを楽しめる
- アクリル絵の具の塗りの練習にも最適

【検証01】ダイソーのアクリル絵の具は「使える」か?
ダイソーのアクリル絵の具は、以前のモデルから品質が大きく改善されているという声も多く聞かれます。
ここでは、絵画制作における基本性能に焦点を当てて検証します。
発色・混色・粘度など、基本的な性能の評価
■↑ダイソーのアクリル絵の具
アクリル絵の具の性能を測る上で重要なのは、「発色(色の鮮やかさ)」、「混色(色が濁らず綺麗に混ざるか)」、そして「粘度(硬さ・テクスチャー)」です。
- 発色: メーカー品と比較すると、顔料の濃度が低いためか、わずかに薄く感じる場合があります。特に原色(赤・青・黄)は、しっかりとした色を出すために厚塗りが必要になることがあります。
- 混色: 混色自体は問題なく行えますが、顔料が少ないためか、繊細な中間色を作り出す際に若干濁りが出やすい傾向が見られます。
- 粘度: 上位記事のレビューにもある通り、メーカーのアクリルガッシュなどと比較してサラサラとしたテクスチャーが特徴です。これは筆運びが軽く、広い面を塗る際には塗りやすい反面、立体的な表現や厚塗りに使うには適していません。
絵の具の色を構成する「顔料」の含有率のこと。濃度が高いほど、一度塗りで鮮やかで力強い発色になりますが、その分、価格も高くなります。
■↑ダイソーのアクリル絵の具。上段からチューブからそのまま、ペイン手イングナイフで伸ばした状態、筆で伸ばした状態。

■↓100均ダイソーのアクリル絵の具について詳しい記事はこちらです。
水彩絵の具と併用した場合の使用感
アクリル絵の具は「アクリル樹脂」を定着材としており、乾くと耐水性を持つという性質があります。
この性質は、水彩絵の具や他の水性画材と組み合わせて使う場合に非常に便利です。
ダイソーのアクリル絵の具はサラサラしているため、水彩画の上に重ねてハイライトを入れたり、部分的に強い発色を持たせたりといった使い方が可能です。
■↓アクリル絵の具と水彩絵の具の併用について詳しい記事はこちらです。
プロ用アクリル絵の具との【比較】
| 評価項目 | ダイソーアクリル絵の具 | リキテックスプライム |
|---|---|---|
| 容量 |
30mlで比較します |
|
| 価格 | 1本100円〜
失敗を恐れず試せる価格帯 |
1本約500円~
色によって価格が違う、高価格 |
| 粘度 | サラサラ(液状に近い)
広い面積を均一に塗りやすい 厚塗り(インパスト)表現は難しい |
適度なテクスチャーで扱いやすい
広い面積にも、厚塗りにも対応しやすい |
| 発色 | 明るい色が多く混色しやすい
初心者が色を覚えるのに適している 濃い色を出すには重ね塗りが必要 |
発色が美しい
透明感がある 混色しても濁りにくい |
■↓アクリル絵の具(ダイソー):はっきりとした発色で、元気な色合いです。
■↓アクリル絵の具(リキテックスプライム):美しいツヤがあり透明感もあります。
- ダイソーのアクリル絵の具は「粘度が低い=サラサラしている」のが特徴。厚塗りは難しいですが、筆運びが軽く、練習や広範囲のペイントにはコスパ最強です。
- プロ用と比較すると、品質や使いやすさは劣りますが、練習には十分に使えます。
【検証02】ダイソーのキャンバスはアクリル画に「使える」か?
ダイソーでは、木枠に布が張られた本格的なキャンバスと、厚紙に布が貼られたキャンバスボードの2種類が主に販売されています。
ここでは、アクリル画に必須の「張り」や「下地処理」の観点から検証します。
ダイソー・キャンバスをメーカー品と比較
ダイソーのキャンバスの大きな特徴は、価格を抑えるためにいくつかの仕様が簡略化されている点です。
| 比較項目 | ダイソーのキャンバス | メーカー品(例:マルオカ) |
|---|---|---|
| 張り方 | 包み張り(側面にも生地が回り込んでいる) | 側面または裏面に釘打ち |
| 張り感 | 比較的弱い(手で押すとたわみやすい) | 非常に強い |
| 裏側処理 | 留め具(タックス)が少ないまたは無い | 側面や裏面にしっかりと留め具がある |
「包み張り」は、額に入れずに側面まで色を塗ることで、インテリアとしてそのまま飾れるというメリットがあります。
しかし、張り感が弱いと、描いている最中に筆圧でキャンバスがたわみ、描き心地が悪くなることがあります。
キャンバスの布を木枠の裏側まで回り込ませて留める張り方です。側面にも絵を描くことができ、額装なしでそのまま飾れるのがメリットです。
ボクはキャンバスの側面まで絵を描くのが好きです!そのまま飾れるのはもちろん、なんだか立体感も出て迫力が出せるんです!
ダイソー・キャンバスの「厚塗り」への適性
アクリル画の醍醐味の一つに、絵の具を立体的に盛り上げる「厚塗り(インパスト)」技法があります。
結論から言うと、ダイソーのキャンバスは厚塗りにはあまり適していません。
- 張り感 の問題: 固い筆やペインティングナイフで強く絵の具を押し付けると、木枠の跡が浮き出てしまう可能性があります。
- 下地処理 の不明確さ: メーカー品はジェッソなどで下地処理(地塗り)が施されていますが、ダイソー製品は下地処理の質や内容が不明確です。顔料が均一に定着せず、ムラになりやすいリスクがあります。
ダイソーのキャンバスに厚塗りをする際、強い筆圧をかけると、描画面がたわみ、絵の具が剥離したり木枠の段差が浮き出たりする原因になります。優しく描くか、キャンバスボードの使用をおすすめします。
キャンバス:種類ごとの特徴と適した用途
ダイソーのキャンバスボードは、木枠がない分、たわむ心配がなく、厚紙でしっかりと描けるのが強みです。

| 製品名 | 主な特徴 | 適した用途 | 不適な用途 |
|---|---|---|---|
| キャンバス | 木枠付きの本格派(サイズ小) | 練習、インテリア、軽いタッチの絵、イベント使用 | 厚塗り、本格的な作品制作 |
| キャンバスボード | 厚紙ベースでしっかりしている | DIY、写真・雑貨との組み合わせ、イベント使用 | 剥がれやすい下地を求める場合 |
【応用】ダイソー・キャンバスで楽しむ!簡単アートアイデア
初心者さんでも気軽に楽しめるキャンバスアートのアイデアを、
手順やポイントまで詳しく紹介します。
これを見れば、すぐに描き始められます!
簡単アートはスケッチブックでも楽しむことができますが、
キャンバスを使うと、そのまま部屋に飾ることができるのが良いですね。
1. 抽象アートで自由に楽しむ
■↑参考画像:スケッチブックを使用
特徴
- 形や色にとらわれず、自由に描くスタイル
- キャンバス全体に色や丸や線を置くだけでおしゃれに見える
具体的手順
- キャンバス全体に明るい色の下地を薄く塗る、1色でも2色でもOK
- 複数色をパレットで混ぜながら、筆や指で自由に塗る
- 乾く前に水を少し垂らすとにじみ効果で面白い表現に
初心者向けコツ
- 混色でオリジナルカラーを作ると作品が個性的に
- 筆の方向を変えるだけで動きが出せる
2. ミニポスター風アートで文字を描く
■↑参考画像
特徴
- キャンバスに名言や好きな言葉を入れてインテリア化
- 小さいキャンバスでも存在感が出る
具体的手順
- 背景をグラデーションで塗る
- 乾いたら鉛筆で文字の下書きをする
- アクリル絵の具で文字を塗る
アレンジポイント
- ゴールドやシルバーのアクリルペンを使うとアクセントに
- マスキングテープで文字部分を保護して塗るという方法もアリです
3. ギフトやインテリアに最適なキャンバスアート
■↑参考画像:スケッチブックを使用
特徴
- 小さなキャンバスは、プレゼントや飾る用にぴったり
- 木枠付きキャンバスなら額縁不要ですぐ飾れる
具体的手順
- キャンバスの下地に好きな色を塗る
- 抽象模様や簡単なイラストを描く
- 完全に乾いたら、ニスやスプレーでコーティングして耐久性アップ
初心者向けコツ
- 直線や簡単な図形を組み合わせるだけでもおしゃれに見える
- 背景+模様(または簡単イラスト)の組み合わせで世界に一つだけの作品に
■↓アクリル絵の具の簡単アートを紹介した記事はこちらです。
【比較】ダイソーキャンバスを使うメリット・デメリット
初心者がキャンバスでアートを楽しむとき、知っておくと便利なポイントを整理しました。
購入前や制作前の参考になります。

ダイソーキャンバスを使う「メリット」
- 手軽に始められる
- ダイソーならお手頃価格でキャンバスが購入でき、画材費を抑えられます。
- 小さめサイズなら置き場所も困らず、気軽に作品作りを楽しめます。
- 初心者に優しい
- キャンバスは表面が張ってあるので、すぐに描き始めることが出来ます。
- 木枠付きなら額縁不要で、そのまま飾れるので完成形がイメージしやすいです。
- アレンジの自由度が高い
- アクリル絵の具との相性が良く、重ね塗りや混色が簡単。
- 小さいキャンバスなら、抽象画や文字アート、ギフト用など多用途に活用できます。
ダイソーキャンバスを使う「デメリット」
- 耐久性が限定的
- ダイソーのキャンバスは手軽さ重視のため、厚みや張りが市販品よりやや弱め。
- 長期間の保管や屋外展示には向きません。
- サイズが限られる
- 大型サイズのキャンバスは取り扱いが少ないため、大きな作品を描きたい場合は別途購入が必要です。
- 表面の仕上がりがシンプル
- 表面は初心者向けの標準的な質感なので、細かいディテールやプロ仕様の表現にはやや物足りない場合があります。
ダイソーキャンバスを使う時の「注意点」
100均は商品ラインナップが変わることも多く、
すべての店舗で取り扱ってない場合や欠品になっていることもありますので注意してください。
100均キャンバスを使う時は、 その時に置いてある商品で楽しむ!という精神で 行くことが良いかなと思います。

【Q & A】ダイソー・キャンバス:よくある質問

Q1.ダイソーの絵の具とキャンバス、結局どんな人におすすめ?
A.初心者さん、これから絵を始めたい方、練習でたくさん試したい方におすすめです。
| 製品 | 総合評価 | おすすめする人 | おすすめしない人 |
|---|---|---|---|
| アクリル絵の具 | 練習用に最適 | 初心者、DIY愛好家、色味を試したい人 | 本格的な作品、厚塗りをしたいプロ志向の人、販売目的 |
| キャンバス | 手軽な練習・雑貨向き | 練習用、インテリアとして飾りたい人 | 強い筆圧で描く人、長期保存を目的とする人、販売目的 |
Q2.初心者はどのサイズのキャンバスを使ったらいい?
A. 小さなサイズのミニキャンバスをおすすめします。
描き始めることへのハードルも低いですし、もし失敗しても気軽に描きなおせます。
枚数を重ねて、自分の好きなサイズを探っていきましょう。

Q3. 売り物として使うのは絶対NG?
A.基本的にNGです。
顔料の耐光性やキャンバスの耐久性が不明確であるため、プロの作品として販売し、長期的な品質保証をするのは困難です。
しかし、「手作りの雑貨」や「一次的な贈り物」としてであれば、受け取る側の了承を得た上で活用することは可能です。
【まとめ】ダイソー・キャンバスで気軽にアートを楽しもう!
この記事を読んで、ダイソー画材に対する疑問は解消されたでしょうか?
ダイソーの画材は、本格的なプロの道具ではありませんが、
創作のハードルを劇的に下げてくれる素晴らしいツールです。

試しに絵を描いてみたい方や、初心者の方、たくさん枚数を描いて練習したい方、
ぜひ一度、挑戦してみてください!
※このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。






















