アクリル絵の具が肌についた!正しい落とし方と注意点【完全ガイド】

こんにちは!

猫を愛するアクリル画家、松井京丸です。

↑「夜空を飛ぶ猫」

 

 

 アクリル絵の具は乾くと水に強く なり、なかなか落ちませんよね!

 

「手や腕について、なかなか取れない…」

と困った経験のある人も多いはず!

 

京丸
ボクも、ふと気づいたら、指や爪の間にガッツリ絵の具がついていて、なかなか取れない!なんてことはしょっちゅうなんです!

 

この記事では肌についたアクリル絵の具の安全な落とし方を、やさしく解説しています。

また、アクリル絵の具が肌につかないようにする対処法の提案もしています。

 

 

このような人に役に立つ記事となっています。

●手や指についたアクリル絵の具を落としたい

●アクリル絵の具が肌につきにくいようにしたい

●すぐ洗えない時の対処法を知りたい

 

それではよろしくお願いします。

 

 

アクリル絵の具が肌につくとどうなる?【基本編】

アクリル絵の具が肌について乾いてしまうと、とても落ちにくくなってしまいますが、それには理由があります。

 

 

アクリル絵の具が乾くと落ちにくくなる理由

 アクリル絵の具は「アクリル樹脂」が主成分 です。

乾くとプラスチックのように皮膚に密着してしまいます。

なので、なかなか水だけでは落ちにくいのです。

無理にこすると、肌を傷めてしまうので注意が必要です。

シエル
カッチカチになるんだね!

 

すぐに落とすのがベスト

 まだ乾いていないうちなら、石けんとぬるま湯で落とすことが出来ます。

着ているアクリル絵の具をティッシュで軽く拭き取り、すぐに洗うのがコツです。

クッキー
すぐ洗ったら大丈夫だって!

 

 

肌トラブルの可能性も

 アクリル絵の具は基本的に無害ですが、敏感肌の人はかぶれる可能性も

特に顔や首など皮膚の薄い部分には要注意です。

 

京丸
腕に着いて固まってしまった絵の具をガリガリこすって取ろうとしていたら、肌が赤くなってしまいました!

 

↓アクリル絵の具が「服」についてしまったときの落とし方についてはこちら。

アクリル絵の具が「服」についてしまった!落とし方と予防法を徹底解説

 

 

肌に着いたアクリル絵の具の落とし方3ステップ【実践編】

では実際に、肌に着いてしまったアクリル絵の具の落とし方を見ていきましょう。

 

① 石けん+ぬるま湯でやさしく洗う

 まずは泡立てた石けんやハンドソープで優しくなでるように洗いましょう

爪やブラシでこすったりせずに、時間をかけてゆっくり溶かすのがポイントです。

わたしがいつも使っているハンドソープと石鹸

牛乳石鹸は大のお気に入りで、筆を洗うのにも使用しています。

敏感肌のかたは、無香料の物もありますので、そちらがおススメです。

ビオレ泡ハンドソープは、は皮膚に優しいのに汚れも落ちて、お手頃価格なのも気に入っています。

京丸
アクリル絵の具がまだ乾いていなかったら、この方法で落とせます!乾いてしまっていたら、なかなか落ちないです!

 

 

② ベビーオイルやクレンジングオイルでふやかす

 乾いてしまった絵の具は、油分でやわらかくすると落ちやすくなります。

コットンや綿棒にオイルを含ませ、5分ほど置いてからやさしく拭き取りましょう。

 いつも使っているオイル(ホホバオイル)

京丸
爪の間で固まってしまったアクリル絵の具が、無印良品のホホバオイルですんなり落とせてビックリしました!

 

オイル使用手順

(1)ぬるま湯と石鹸で洗う。

(2)綿棒にホホバオイルをしみ込ませ、爪の間に抑えるように塗る。

(3)数分後、綿棒でオイルを拭う。

(4)最後にもう一度、ぬるま湯と石鹸で洗う。

このオイルは、顔や地肌にも使える物なので安心して使えました。

 

おすすめオイル

■《ジョンソン ベビーオイル》:低刺激で安心。香りも穏やか。

京丸
ベビーオイルも一時期愛用していました!こちらも肌に優しくて良いですね!

 

《無印良品 ホホバオイル》:全身の肌に使えます。

 

京丸
このホホバオイルはもう手放せません!

③ ネイルリムーバーは“最終手段”

 どうしても落ちない場合は、ノンアセトンタイプの除光液を少量使います。

ただし刺激が強いので、 短時間・限定的 に使用しましょう。

 

  • 《ちふれ 除光液 ノンアセトンタイプ》:肌負担を抑えつつ落ちやすい。

 

京丸
使用後は必ず石けんで洗い流し、ハンドクリームや保湿剤でケアを忘れずに!

 

↓パレットについたアクリル絵の具の落とし方についてはこちら。

パレットについたアクリル絵の具は落とせる?落とし方と工夫を徹底解説

 

 

アクリル絵の具が肌につかないための予防策【応用編】

肌に着いたアクリル絵の具の落とし方の基本を見てきたところで、

次に、 アクリル絵の具を肌につきにくくしていく方法 を見ていきましょう。

もし着いてしまうとしても、最小限に抑えることができれば、落とすこともかなり楽になります。

 

手袋や保護クリームを活用

 ラテックスやニトリル製の手袋を使うと、絵の具が直接肌に触れることがありません。

シエル
てぶくろは思いつかなかったよ!

 

素手で描きたいときは、ハンドクリームをあらかじめ塗っておくとバリアになります。

クッキー
手を守ってくれるんだね!

 

◇おすすめ保護アイテム:

《アトリックス ハンドクリーム》さらっとタイプで、手にすぐ馴染んでくれます。

《ショーワグローブ ニトリル手袋》ピッタリと密着しているので違和感が少なめです。

 

京丸
手袋をすることに抵抗があったけど、使ってみたらそれほどは気にならなかったです!でも、ずっと使い続けるのはどうかな~?試しにやってみます!

 

 

エプロンや長袖でカバー

 特に飛び散りやすいスプラッター技法や大きなキャンバス作業では、

腕まで覆う服装をおすすめします。

それ以外の時でも、エプロンを着用したり、

絵を描く用の汚れてもいい専用服を決めて、それを着用して描くのもおススメです。

 

 

手袋が苦手な人は“すぐ洗える準備”を

 アクリル絵の具を使うとき、 手袋や保護クリームを使うと指先の感覚が鈍って作業しづらい こともあります。

そんなときは、すぐ洗える環境を整えておくことがいちばんの予防になります。

 

作業机のそばに「ウェットティッシュ・ベビーオイル・タオル」を常備しておくと安心。

汚れた瞬間に対応できるだけで、落としやすさが全然違います。

  • 机のそばに「ウェットティッシュ」と「ぬるま湯を入れたボウル」を置く
  • ベビーオイルを少量含ませたコットンを常備しておく
  • 絵の具を使う前に、手の甲や指の関節など汚れやすい部分だけに軽くハンドクリームを塗っておく

 

京丸
ボクは、手にアクリル絵の具が着いてしまったときは、絵筆を洗う用の水に指を浸してウエスで拭いています!そして一区切りついたら洗面所に洗いに行きます!

 

 

「爪の間」のアクリル絵の具を効率的に落とすコツ【爪編】

アクリル絵の具を手を使って描いている方もおられると思います。

 手や指で描くのは、本当に楽しい のですが、

描き終わった後は、手にアクリル絵の具がベッタリと着いてしまいます。

特に爪の間にこびりついたアクリル絵の具はかなり手強いです。

 

① まず「ぬるま湯+石けん」でふやかす

 いきなり爪楊枝やブラシでこすると爪まわりを傷めてしまいます。

まずはぬるま湯(40℃前後)に5分ほど指先を浸すのが大事。

絵の具がやわらかくなって、あとの工程がずっとラクになります。

 

  • 洗面器にお湯をためて、液体石けんを2〜3滴入れる
  • 手を軽く動かして泡立てながら温める

 

シエル
まずはふやかすんだね!

 

 

② やわらかめのブラシでやさしくこする

 ふやけたら、やわらかめの歯ブラシやネイルブラシでそっとこすり落としましょう。

毛先が硬いと皮膚を傷つけるので、ソフトタイプを選ぶのが良いです。

 

  • 《無印良品 携帯用歯ブラシ(やわらかめ)》
  • 《貝印 ネイルブラシ ソフトタイプ》

 

コツは、絵の具の流れに沿って動かすこと。

爪の根元やサイドから中心に向かって優しく動かすと、

汚れが浮いてきます。

クッキー
爪に使うけど歯ブラシでもいいんだね!

 

 

③ 乾いて固まったときは「オイル+綿棒」

 爪のすき間に固まってしまった絵の具には、オイルが効果的。

綿棒に少量つけて、くるくると押し当てながら溶かすように動かす。

強くこすらず「なじませて浮かせる」のがコツ。

そのあともう一度、ぬるま湯+石けんで仕上げ洗いをすればほぼ完璧!

 

  • 《ジョンソン ベビーオイル》
  • 《無印良品 ホホバオイル》

 

京丸
ボクは、無印良品のホホバオイルを愛用しています!肌にもすごく優しいです!

 

 

④ 最後はしっかり保湿を

 アクリル絵の具と洗浄を繰り返すと、爪の根元(キューティクル)が乾燥しやすいです。

手洗い後はハンドクリーム+爪用オイルでしっかりと保湿してください。

 

  • 《アトリックス ハンドミルク》べたべたが苦手な人に嬉しいサラッとタイプです。
  • 《無印良品 ホホバオイル》全身に使える万能オイルです。

 

京丸
無印良品のホホバオイルは保湿もできる優れもの!

 

 

小ワザ:爪の間に入りにくくするには

  • 作業前に爪を短く整える
  • 爪の根元にほんのりオイルを塗っておく(感覚はほぼ変わらない程度)
  • 絵の具が乾く前にこまめにティッシュで拭き取る

これで「後でガリガリ取る地獄」から解放されます!

 

↓アクリル絵の具がついた「筆」の洗い方についてはこちらです。

アクリル絵の具を使った後「筆」の洗い方はどうする?コツと注意点を解説

 

 

「指で描くとき」のアクリル絵の具対策と後ケア【番外編】

 アクリル絵の具を「指」で使って描くのは本当に面白い ですよね!

でも、アクリル絵の具を指で塗ると、

絵の具の厚みやグラデーションが直感的に出せて最高なのですが、

その分「爪の間・指のしわ」に入り込みやすいんですよね。

そこで、ここでは、“指で描く派アーティスト”向けの、

爪・指のケア兼ねた絵の具対策をまとめました。

 

① 描く前の「指先準備」が9割

 指先が乾燥していると、絵の具が肌に絡みついて落ちにくくなります。

だからと言って、保護クリームをべったり塗ると作業がしにくくなってしまいます。

なので「爪の根元だけ」オイルを少し塗るのがコツ!

  • ホホバオイルやベビーオイルを爪の生え際にだけチョンとつける
  • 指の腹は何も塗らず、そのままでOK

こうすると筆圧やタッチの感覚を損なわずに、

あとで絵の具が爪の中にこびりつくのを防げます。

シエル
これならすぐにできそう!

 

② 作業中は「部分ふき取り」が最強

 指で描いていると、乾いた絵の具が少しずつ爪や指のしわにたまっていきます。

そこで、こまめに拭くルールを習慣にしておくと効率的です!

作業台にウエットティッシュを常備しておき、こまめに拭きましょう。

ちなみに私は、指を水に浸してからウエスで拭いています。

とくに、「新しい色を使う前に1回ふく」と決めておくと、

色の濁りも防げて一石二鳥ですね!

 

京丸
ひとつの色を描き終わるごとに拭くと、いろんなものに絵の具をつけてしまうことも防げて、良かったです!

 

 

③ 終わったあとの“ふやかし洗い+ブラシ”

 描き終わったら、すぐに手を洗うのがベストだけど、

乾いてしまったときは、ぬるま湯に5〜10分浸してからブラシで優しく落とすのが鉄則。

おすすめ手順

  1. ぬるま湯に液体石けんを数滴入れる
  2. 指先を浸してふやかす(お湯の温度は40℃くらい)
  3. やわらかめの歯ブラシで、指のしわ・爪の根元をなでるように洗う

クッキー
やさしく洗おー!

 

 

④ 指先がつっぱるときのケア

 アクリル絵の具は乾燥を招くから、

最後はハンドクリーム+爪用オイルでしっかり保湿しておきましょう。

  • 《アトリックス ハンドジェル》:さらっとして、作業後でもベタつかない。
  • 《無印良品のホホバオイル》:爪まわりのカサつきを防いでくれる。

京丸
無印良品のホホバオイルは、肌も髪も使えて万能選手!

 

 

ちょっとプロっぽい小ワザ

  • 絵の具を指につけるとき、 ペインティングナイフやスパチュラ で一度すくってから指につけると汚れが減る。
  • 指で塗る前に親指と人差し指の腹を軽くこすって 温めると 、肌なじみがよくなってムラになりにくい。
  • どうしても取れない爪汚れは、 透明マニキュアを 上から塗って乾いてからはがすと、絵の具ごと剥がれることも!

 

 

 

まとめ :アクリル絵の具をやさしく落として肌を守ろう

肌に着いたアクリル絵の具の落とし方について見てきました。

アクリル絵の具が肌に着くとどうなってしまうのか。

アクリル絵の具の落とし方3ステップ

アクリル絵の具が肌に着かないための予防策

そして、アクリル絵の具の取れない部位ナンバーワンと言っても過言ではない、「爪」についたアクリル絵の具の対処法を見ました。

また、番外編として、指でアクリル絵の具を使う方のための具体策とケアについても紹介しました。

 

京丸
アクリル絵の具は、肌について乾くと強力ですが、焦らず・やさしく落とせば大丈夫!

 

 

肌を傷めない落とし方を知っておくことで、 安心して創作に集中 できます。

思う存分、絵を描いて、 楽しい絵描きライフ をおくりましょう!

 

 

肌に着いたアクリル絵の具
正しい洗い方と予防策を知って、のびのび創作活動をしよう!

 

 

 

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